長持ちする家具を・・・

金物を使わずホゾ組や蟻桟などの仕口で製作、安心で長持ちする家具を製作しています。
現在わたしの「手作り家具制作日記」といblogにも、制作現場の写真を公開しています。完成された作品だけではなく、制作途中のめずらしい写真も掲載され、ご本人のコメントにも制作時のきもちが生き生きと表現されています。
趣味である三線ではライブ活動もおこない、家族との楽しい時間を大事になさっている岩瀬さん。休日には自転車で出かけたり、風景写真でデジカメでパチリ、blogにもたくさん写真が公開されています。
お酒やゴーヤのお話もその人柄がよくあらわれていて、豪快で頼りがいのあるやさしい職人さんといった印象をうけました。ゆとりのある生活が温かみのある、家具作りに活かされているのでしょうね。
玉楮象谷(たまかじぞうこく)との出会い

岩瀬さんの作品の特徴は四国の高松の家具会社で修行中のとき、 江戸時代後期に活躍した讃岐漆芸の祖、玉楮象谷(たまかじぞうこく)の、 象谷塗りに拘っていることです。
漆塗りのうつわの艶消しブラックはすべて象谷塗りで、出来ているくらいです。
象谷塗りという技法は作品を見てもらえばお分かりのように、 凹凸のある表面に[いぶし銀」ならぬ、「いぶし黒」とでも言うぐらい、 光沢がない落ち着いた気品のある漆塗りの技法です。
その反面、裏側は拭き漆仕上げと言う技法で、華やかなあめ色の透き通るような光沢があり、 そのバランスの程加減が、百年以上たった今でもモダンな感じを私たちに与えてくれます。
漆芸家 玉楮象谷(たまかじぞうこく)について

文化三年(西暦1806年)、高松市磨屋町に生まれ、性格は豪放磊落で鬼才に富んでいました。
二十才の時、高松藩主に天分を認められ京都に遊学し、中国伝来の漆塗技法の研究を重ねながら自らの漆芸を創作しました。
帰国後、三代の藩主に仕え、香川漆芸の基図会を築いたばかりか、日本漆芸界に不朽の名をとどめました。藩主に献上した「キンマ料紙箱」「硯箱」の意匠と巧妙の高さは、神技とさえいわれています。
